「あぁ、今日も一日終わった…」湯船に浸かり、全身の力が抜けるのを感じる。この瞬間が最高だ。でも、その後にいつも待っている「魔の時間」を知っているだろうか?そう、お風呂上がりの「ダラダラ」だ。
私は、まさにその魔の時間に囚われた一人だった。温かい湯気とアロマの香りに包まれ、心身ともにリフレッシュしたはずなのに、脱衣所を出た途端、スマホを手に取り、気づけばソファに沈み込んでいる。
「ちょっとだけ…」その甘い誘惑に抗えず、SNSをスクロールし、面白くもないニュース記事を読み漁る。気づけば、あっという間に30分、いや1時間。鏡に映る自分の顔は、保湿もされず乾燥しきっている。髪は半乾きで、パジャマもヨレヨレ。「もうダメかもしれない…」心の奥底で、小さな声が聞こえる。「こんなはずじゃなかった…」
本当は、ストレッチで体をほぐしたり、ゆっくりスキンケアをしたり、明日の準備をしたりしたかったのに。結局、何もできずに時間だけが過ぎ、罪悪感だけが募っていく。翌朝、目覚ましが鳴るたびに「またやってしまった…」と自己嫌悪に陥る。このままじゃ、大切な時間を無駄にするだけでなく、自分自身への信頼まで失ってしまうんじゃないか。家族にも、なんだか申し訳ない気持ちになる。
ある日、友人と話していた時のこと。「最近、夜の時間が充実してるんだよね。お風呂上がりのルーティンを変えたら、生活がガラッと変わったの」その言葉が、私の心に深く突き刺さった。彼女は言った。「お風呂上がりは、一日の終わりじゃなくて、新しい自分を始める『スイッチ』なんだよ」その瞬間、私の頭の中で、何かが弾けた気がした。
これまでも「早く寝る」「スマホを触らない」といった一般的な解決策は試してきた。でも、疲れ切った体と心には、ただ「やめる」だけの我慢は続かなかった。大切なのは、「ダラダラ」を「意味ある行動」に置き換えることだったのだ。
友人が教えてくれたのは、いくつかの選択肢。無理なく始められる「小さな行動」を組み合わせる方法だった。
- 「5分ストレッチ」:体が温まっているうちに、簡単なストレッチで凝りをほぐす。心身のリラックス効果は絶大。
- 「集中保湿ケア」:お風呂上がりの肌は乾燥しやすい。この時間を「自分を慈しむ時間」と捉え、丁寧に保湿する。
- 「ながら髪乾かし」:ドライヤーで髪を乾かす間、ただ待つのではなく、アンケートに回答したり、明日のTo-Doリストを頭の中で整理したり。
- 「明日の準備」:着る服を決めたり、カバンの中身を整えたり。たった5分でも、翌朝の慌ただしさが激減する。
私はまず、「スマホを脱衣所に置かない」ことから始めた。そして、お風呂から上がったらすぐに「5分ストレッチ」と「集中保湿ケア」を試した。最初の数日は、やはりスマホの誘惑に駆られた。「ああ、またダラダラしちゃうのかな…」と諦めかけた時もあった。でも、体が少しずつストレッチに慣れ、肌が潤う感覚が心地よくなってきた。「こんなことなら、もっと早く始めればよかった!」心の声は、いつしか後悔から喜びへと変わっていった。
特に効果的だったのは、「アンケート回答しながら髪を乾かす」という「ながら作業」だ。普段なら無為に過ぎる時間が、ちょっとしたお小遣いや知識に変わる。まるで、時間の財布に開いた小さな穴を塞ぎ、貯金箱に変えたような感覚だった。
今では、お風呂上がりの時間は私にとって「自己投資の時間」に変わった。ストレッチで体が軽くなり、肌は潤い、心も穏やか。明日の準備を終え、ベッドに入る頃には、今日の自分を褒めてあげられる。「私、ちゃんと自分の時間を大切にできてる」この小さな達成感が、翌日の活力になる。もう、あの自己嫌悪に苛まれる朝はない。
お風呂上がりの「ダラダラ」という小さな習慣を変えただけで、私の夜はこんなにも輝き始めたのだ。まるで、暗闇に灯された一筋の光のように。
もし、あなたも「お風呂上がり ダラダラ」の呪縛に囚われているなら、ぜひ試してみてほしい。大切なのは、完璧を目指すことではなく、「小さな一歩」を踏み出すこと。スマホを少しの間手放し、体を労わり、未来の自分を少しだけ楽にしてあげる。
「その『あと5分』が、未来を奪う。」のではなく、「その『あと5分』が、未来を創る。」お風呂上がりは、新しい自分への「スイッチ」だ。ダラダラの呪縛を解き放ち、輝く夜を取り戻そう。
